読んだ本(12月)
『世の中で一番おいしいのはつまみ食いである』平松洋子.2008
目次を見て驚く。
手で割る、手で揉む、手でこねる、手で包む、手でまぶす、手でつまむ、手で裂く、手で押す、手で叩く、手で転がす・・・。
ひたすら「'手'づくり」料理に関するエッセイ集である。
読めばわかるが、著者平松氏の「味覚」はさることながら、「触覚」の方の感応っぷりもなかなかのものだ。
ブルースリーの台詞、<Don't think… , F e e l !!>を、料理のプロセスで実践してしまったのが、この本であろう。