11.11.11

読んだ本(11月-No.2)

『困ってるひと』大野更紗

大学生だった著者が、ある日突然、原因不明の難病になってしまう。そのノンフィクションの記録。
と書くと、重く沈んでしまいそうなテーマに聞こえるが、彼女は明るい。壮絶な闘病生活を「ゲーム感覚」とでも言えるような姿勢で突き進んでいる。
(まあ実際には、本当に大変な日々を送っているのだろうが、たぶん彼女は、こうやってエンターテイメントととして文章にすることで、自分自身をいい方向へ向かわせていると思う。)

彼女は現在26歳。同年代の「ブログ」を読んでいるようで、それでいて、世の中の様々な問題が素直に提起されている。分野を問わず、僕ら若い世代が読んでおきたい本だと思った。