3歳くらいの子ども2人とお母さんがホタルを観にきていた。
そのお母さんは帰るときに、森に向かって立ち止まり、
おじぎをしながら「ホタルさんありがとうございます。また来年会いましょう。」と言っていた。
2人の子どもも同じように、「ほたるさん、ありがとーございます。」と言って、森にペコリとおじぎをしていた。
自分も今年はたくさんのホタルを観させてもらった。
感謝したい。
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今日は竹林の方へ。
一度、夜10時頃に行ったがまだ数は少ない。12時近くにもう一度行くと一気に増えていた。
親父と話したが、相生山全体では、今、数万匹いるだろう。
竹林では、ホタルに完全に包囲されたようだった。
今年は、今日で見納めにしようと思う。
また来年も来よう。
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一つ書いておかなければいけないことがある。
僕のよく行くこの相生山は、愛知県でも有数のヒメボタルの生息地である。
しかし、今、この相生山を分断するかたちでの道路の建設計画がある。
計画というより、すでに工事は始まり、現在は工事がストップされている状態だ。
僕は道路建設に反対だ。自然環境への影響がないはずがない。
自分たちの都合で森を道路に変え、その一方で、別のエリアでは緑地にしようと植林をしたり、建物を新築する敷地を緑化する法律をつくる。
新しく緑地を「つくる」ことより、今ある自然を残すことの方がはるかに大切なことではないだろうか。
自然はつくれるものではない。
豊かな自然が一度消えてしまえば、元には戻すことはほぼ不可能であろう。
名古屋市内にあって、奇跡的に存在していると言ってもいいくらいの、ホタルの生息地。天白区相生山。
この天白区は、生まれてからずっと暮らしてきた場所なのだから、出来る限り守りたいと思っている。