2012.11.14

富士山麓のヤスさんの家に、1泊か2泊の予定で出かけたが、結局、10日間も滞在させてもらうことになった。
このまま居続けたら、半年でも一年でも居てしまいそうになるくらい、この風の丘での暮らしは気持ちいいものだった。
どこかの「惑星」に来てしまったと思うような風景…。
もちろん地球も一惑星に違いないのだけど、この場所を、自分の経験から例えるなら、ネパールの山奥の田舎、のような場所だった。大きな自然と、温かく素朴な人間の生活。
そんな風景の中で過ごした10日間は、大工・建築、音楽、料理、大道芸、農業…と、刺激的だった。
大自然の中にありながら、人のつくる刺激的な文化が、生き生きとしていた。
つまり、何より、出会った人たちが皆、生き生きと魅力的だった。
ここに半年でも一年でも居たらよいとも思ったが、それよりも、自分は自分で、自分の居場所をつくりたくなった。また、そのイメージを忘れかけたら、この風の丘に、遊びに行きたい。

〈 写真ノート:風の丘2012.Nov.2-11 〉