2012.9.12 - 14

12日夜22時半名古屋発、夜行バスで広島へ。シートが良くなくあまり眠れなかった。

13日、午前7時半広島着。3年ぶりの広島である。
原爆ドーム・平和公園周辺で、スケッチ3点描く。広島バスセンター発、山口県岩国へ。バスで1時間ほどで、12時前に到着。錦帯橋、白ヘビを観て、岩国寿司を食べ、いかにも岩国観光という内容。
その後、電車で宮島へ向かい、15時発のフェリーで宮島へ。
大聖院、厳島神社をみて、宿を探す。観光案内所で「島で一番安いが、おススメ」と案内してもらった、国民宿舎杜の宿に泊まることにした。1泊素泊まりで6千円とのこと。
夕食は、島内のほとんどの店が閉まっており、唯一やっているのであろう居酒屋へ。ここが正解であった。
カウンターで飲んでいると、横にいたお客さんに「その水餃子は、この自家製ラー油を付けると旨いんですよ。」と話しかけられた。それをきっかけに話し始めて、驚いた。そのお兄さん、この宮島のお寺、大聖院のお坊さんだったのである。僕はと言えば、まさにその大聖院が一番の目的地で、広島へ来たところ。こちらもテンションが上がって話し始め、チベット仏教の情報を教えてもらったり、この居酒屋の裏メニューを食べさせてもらったりと、すっかり楽しませてもらった。裏メニューの、海鮮のあんかけラーメンは牡蠣やあさりが入り非常に美味だった。

14日、9時にチェックアウト後、大願寺、多宝塔をみて、大聖院へ。昨夜、居酒屋のカウンターで話したお坊さんより、パンフレットや地図などをいただき、弥山の登山口へ。ロープウェーを使わないで頂上へ登ることも、このお坊さんからの勧めで、決めた。約2時間ほどで山頂へ。標高590m程の山とは言え、海辺の0m地点から登ったので、いい運動だった。弥山頂上からは、海辺や他の島々が見渡せ、ここまで自分の足のみで登って来た事への達成感は大きかった。
頂上の本堂でお参りし、霊火堂の消えずの火で沸いたお湯をいただいたりし、帰りはロープウェーで下山。
大聖院に立ち寄り、お坊さんに挨拶。ダライラマ法王の講演DVDが欲しかったが、ネットで購入した方が格安のため、そうすることにした。
とりいという食事処で、遅めの昼食。牡蠣のむきみ丼。これは美味だった。
16時半、フェリーで宮島口へ。電車で広島駅へ。18時過ぎに到着。
タクシーに飛び乗り、昨日、大聖院のお坊さんから聞いた龍蔵院というお寺へ。チベットのゲルク派のお寺とのこと。19時に閉まるとの情報から、ギリギリ間に合うかと急いだ。が、山を登って18時45分に到着すると、日が暮れ閉まった様子。幸い、チベット人のお寺の方が出てきて、灯りを付けてくれ、お参りできた。が、暗い上に、扉は閉まっているため、また明るい時間に来たいとは思う。
チベットの方々はここに住んでいるのであろう、夕食の準備中で、そのカレー系の香辛料の香りが漂っており、すっかり向こうの国へテレポーテーションした感覚になってしまった。香りは、時間や場所を、一気にワープさせてくれる力を持っているな。
19時半、市バスで広島駅へ。駅のマクドナルドでメモを記す。
20時半、新幹線で広島駅発。23時、名古屋着。