沖縄県出身の歌手coccoのドキュメンタリー映画を観た。
その中でcoccoが言っていた。初めて宮崎駿のもののけ姫を見たとき、結局最後はハッピーエンドになったことに対してものすごく腹が立ったらしい。が、自分の子どもができて、子どもと一緒にこの映画をみたときには、なんとかいい結末になってほしいと思い、子どもに、こんなに世の中には素晴らしいこと、きれいなことがあるということを見てほしい、と願いながらもののけ姫を見た。ハッピーエンドでよかった。そう語っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分のスタイルもそうありたいと思う。
大学4年のころ、子ども達と森の中で秘密基地をつくるという企画に加わった。子ども達も、父母も、建築系大学生も、夢中になって楽しんだワークショップだった。
その後、参加した子ども達のアンケートの中に、『僕も大きくなったら大角にいちゃんみたいになりたいです』、というコメントを見つけた。コレは、さすがに嬉しかった。別に建築に限らずこういうことやりたい、子どもが見て「すっげえー」と楽しくなって羨ましくなっちゃうことをやりたいと思った。
今は思うようにできていなくても、忘れちゃいけない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この2週間は、新築のレストランの設計をしていて、ようやくキリがついた。両側が中庭の細長い空間。フランス料理店。
1級建築士の試験を受かるべく、これから一年は日曜なしとする。塾へ行くことにした。